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診療案内・診療時間

循環器科/総合外来

循環器科

心臓から動脈血を全身の臓器・末梢組織へ送り出し、静脈血となり再び心臓へ還流することにかかわる組織が循環器システムです。しかし、血圧、心臓の弁、心収縮のリズム、心筋そのもの障害、心臓の栄養血管の障害、肺血管の異常など複数の病態が混じりあって心臓のポンプとしての機能が大きく損なわれ心不全へと発展します。したがって、”心臓病”では病態の全体像をしっかり把握して治療を行うことが必要です。

循環器科で扱う疾患
  • ●不整脈
  • ●心臓弁膜症
  • ●虚血性心疾患
  • ●心筋症
  • ●肺高血圧症
  • ●心不全
  • ●大動脈瘤疾患
  • ●下肢閉塞性動脈硬化症
生活習慣病

“生活習慣病”は加齢だけではなく食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が大きく関連する疾患群としてこれまでの “成人病” とは異なった立場から着目した病気の概念です。広い意味でとらえると高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症、さらに大腸がん、肺がん、肺気腫、慢性気管支炎などが含まれます。個別の病態が互いに作用し合っている場合が多く全体像を把握することが大切です。個々の疾患の薬物治療は異なりますが、いずれも共通して生活習慣の改善が治療の重要な第一歩となります。 

生活習慣病で扱う疾患
  • ●高血圧
  • ●脂質異常症
  • ●糖尿病
  • ●高尿酸血症
総合外来

体調の変化はご本人しかわからず不安がつきものです。中には軽い症状でも重篤となる疾患が隠れている場合もあります。しかし、症状が軽いうちに対応を行うことで治療の方針が立ち、何よりもご本人の安感にもつながりこれまでの日常生活を続けることが可能となります。

来院され患者様に多い症状には次のようなものがあります
頭が痛い、立ち眩み、目がまわる、熱がある、息が苦しい、動機、咳・痰がでる、
お腹が痛い、下痢・便秘が続く、手足がむくむ、昼間とても眠い

しかし「立ち眩み」を一つ例にとっても、脱水、貧血、肺炎などから、脳・頸部血管障害、甲状腺疾患、腎障害、肝障害、副腎疾患、不整脈、狭心症、弁膜症、心不全そのほか多くの疾患が隠れている可能性があります。このように特定しづらい症状から可能性の高い疾患を鑑別し治療を開始するのが総合外来の役割です。疾患によっては連携施設へ精密検査や加療のため紹介し併診しながら治療を進めて行きます。

総合外来で対応する疾患

機能性頭痛、良性頭位めまい、甲状腺疾患、肺炎・気管支炎、気管支喘息、COPD、貧血、腹痛、急性胃腸炎、慢性腎臓病、下痢・便秘、尿路感染症、睡眠時無呼吸症候群、

健康診断・予防接種

当クリニックでは一般健康診断(雇い入れ時健康診断、定期健康診断、海外派遣労働者健康診断)、特定健診を随時行っています。また、予防接種(インフルエンザワクチン、B型肝炎など)も受け付けておりますのでお気軽にご連絡ください(要予約)。

心療内科・精神科
うつ病

「気分が落ち込んでいる」「何をしても楽しくない」「悲しい」といった気分の問題とともに、眠れない、食欲が出ない、疲れやすい、身体が痛いなどの身体の症状もみられ、日常生活に支障をきたしてしまう期間が2週間以上続くとうつ病の可能性が疑われます。しかしながら、近しい人との離別や自然災害、経済的に困るなどがあると誰でも憂うつ気分になりますが、環境が整ったり、出来事を受け入れることが出来るなどすると解消されます。それに対してうつ病は感情や意欲を司る脳の働きに何かしらの不調が生じていると推測されていますが、発症の原因がよく分かっていません。精神的や身体的なストレスが原因と指摘されることもありますが、ストレスの原因が消失しても症状は持続します。治療はまずは心身の休息が大切で、環境を整えること、例えば仕事をしているのであれば休職をする、学生であれば休学をすること、症状が重い場合はストレスケア病棟を有する精神科病院への入院も効果的な場合があります。それに並行して薬物療法や精神療法を行い治療していきます。

適応障害

特定可能なストレス因子(配置転換による人間関係の問題、失業、失恋、家族の介護等)によって引き起こされる、著しい精神的な苦痛を伴い日常生活に支障をきたす感情面や行動面の症状がみられる障害です。症状としては憂うつ気分や不安感、焦りや怒りといった感情が不安定になったり、不眠、過度な飲酒や過食、周囲の人への暴言といった行動異常をきたしたり、動悸や嘔気、下痢や腹痛といった身体症状がみられることがあります。治療はストレス因子を軽減させることが大切で環境調整が求められます。環境調整が困難な場合も多いですが、そうした場合にはストレス因子に対する向き合い方を見つめなおす認知行動療法等の精神療法や、不眠や不安、憂うつ気分、身体症状それぞれに合わせた薬物療法を行うこともありますが、いわゆる対症療法であり、基本はストレス因子から何とか離れることになります。

パニック障害

パニック発作と呼ばれる急に起こる激しい動悸、息苦しさ、胸痛、めまい、吐き気などによって「死んでしまうのでは」という強い不安感や恐怖感を伴う発作が短時間発現する現象です。パニック発作が繰り返し起こることで、また発作が起きるのではないか?、発作を起こした場所や状況を避けようとする行動をとるなどがみられ、ひどくなると外出が困難になり、日常生活に支障をきたすこともあります。治療はSSRIやSNRIなどの抗うつ薬や抗不安薬を用います。薬物療法で症状はよくなることが多いですが、服用を中止することで症状の再発もあるので主治医と相談しながら薬剤の調整を行うことが大切です。また心理療法としては、パニック発作を起こすような状況に徐々に慣れるように訓練していく暴露療法や発作が起きると死んでしまうのではといった極端な考え方のコントロールを行う認知行動療法があります。

双極性障害

そううつ病は双極性(感情)障害とも呼ばれ、気分が落ち込んむうつの時期とテンションが異常に高い躁の時期が波のように周期的に繰り返す病気です。うつ病と同じ気分障害に分類されますが、治療法は大きく異なります。症状としては、躁の時期には気持ちが大きくなり、必要がないのに大きな買い物をする、自分は何でもできると自信過剰になり周囲の人とトラブルを起こす、活動性が増して睡眠時間が短くなるなどがあり、うつの時期はやる気が出なく、何をしても楽しくない、眠れない、食欲がなくなるなどがみられます。軽い躁の時期は仕事などがはかどるなどして自身の評価が上がり、周囲が気付かないこともあります。うつ状態で受診することが多く、うつ病として診断や治療が行われることもあり、適切な治療が受けられずに、症状が悪くなることで入院治療が必要になることもあり、正しい診断を受けることが肝心です。
治療は薬物療法や精神療法があり、薬物療法ではうつ病と異なり気分安定薬という気分の浮き沈みを整える薬剤を基本的に使用します。うつ状態の程度が重い場合には抗うつ薬や抗精神病薬を使用することもありますが、その場合は躁状態に急激になる躁転に注意が必要です。精神療法では、生活リズムを整えることや自分の情緒が不安定になりやすいという認識を持つこと、軽躁状態を目標にしない等のアドバイスなどを行います。

不眠症

不眠症には大きく分けて、寝つきが悪い入眠障害や眠りが浅く途中で何度も目が覚める中途覚醒、朝早くに目が覚めてしまう早朝覚醒の三つのタイプがあります。
こうした不眠が続くと、倦怠感や意欲の低下、憂うつ気分、頭重感、頭痛、めまい、食思不振など様々な症状が出現するようになります。
不眠の原因は様々ありますが、夜勤勤務等の生活リズムの乱れやリラックスのためにとカフェインやニコチン、アルコールを摂取するなどの不適切な生活習慣、心理的なストレスや身体の病気による不安感などが挙げられます。
治療方法は、まず生活リズムの乱れや不適切な生活習慣の見直し、心身の不調に対する治療などを行うことです。具体的には勤務の見直しや寝る前にコーヒーやたばこ、アルコールを控える、日中にしっかり体を動かす、なるべく決まった時間に寝起きする、病気の治療をしっかり行うなどです。こうした対応が出来ないことも多いですが、そうした際には睡眠薬を用いる薬物療法を行うことになります。睡眠薬は適切に用いると怖いものではないですが、症状を見ながら可能であれば減薬や休薬を検討していき、漫然と長期間使用しないように主治医と相談していくことが必要です。 

統合失調症

自分の考えが抜きとられる、テレビで自分のことが流されている、誰かに悪口をいわれている、頭の中で何人かで会話しているなどを訴えるようになり、独り言が多くなったり、話の内容がまとまらず奇妙な行動をするなどがみられると統合失調症の可能性が考えられます。検査で診断はできないので、症状を十分に評価して診断することになります。治療方法はまず薬物療法で幻聴や妄想といった症状を落ち着かせることが必要です。症状が安定してくれば、病気や治療について正しい知識を学ぶ心理教育や他の人とのかかわり方など社会生活を送る方法を学ぶ社会生活技能訓練などを行っていきます。 

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